空白ごっこ / だぶんにんげん:どうありたいかを模索し続ける心情を描いた楽曲

2020年7月16日

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空白ごっこ / だぶんにんげん とは?

だぶんにんげん / 空白ごっこ
だぶんにんげん / 空白ごっこ

今回は筆者の中で沸々と好きが高まっている空白ごっこの「だぶんにんげん」について語っていきたいと思います。

作曲者であるkoyoriさんはニコニコ動画でボカロPとして活躍されている時からかなり好きでして、こうやって新しくバンド活動してくれているのが大変嬉しく思います!

それでは早速タイトルの意味から考察していきたいと思います。

“だぶんにんげん”という言葉の意味

公式に謳われている訳ではないですが、私は “駄文人間” という漢字が当てはまるのではないかと考えています。

じゃあ、“駄文”ってどういう意味なの?って話ですが、ググるとこんな意味が出てきました。

つまらない文。下手な文。
また、自分の文をへりくだっていう語。

出典:weblio辞書

“駄文”自体は名詞なので、”駄文人間”は造語になります。そのままにはなりますが、「つまらないにんげん」という自らを卑下したタイトルなのではないかと考えました。

それでは歌詞の意味について考えていきたいと思います。

見つけられない生きる意味

まずは、音源を聴きながら歌詞を読んでみましょう。(以下、歌詞記載)

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori
遅ようさん 木偶の坊殿
縁取られた時計の音 お前は僕
空っ穴の輪 洞窟の泥
掘り返した 時計の音 煩いな

大きなバツを頂戴した
先生は笑いながら宣った
価値はないものと理解した
口を結び 僕は笑う
何も言えないままで

お前は駄文 駄文 まだ探してるのだ
あれがない これがない
こんな時に限って もう見つからない
詰まり明日もない 明日を捥いでいる
知りませんでした
すみませんでした

お利口さん 月並みの餓鬼
ぶり返した 時計の音
お早うさん 頰に付く跡
眠っていたのですか 湯気の残り香

どうしようもなく無駄にした
先生は傾げながら宣った
何も残らぬと理解した
又も結び 度に笑う
首を捻じ曲げながら

お前は ざぶん ざぶん まだ泳いでるのだ
あーでもない こーでもない
そんなことを言われても意味不明
戯けた言葉を僕に向けるな

お前は 駄文 駄文 まだ探してるのだ
あれがない これがない
こんな時に限って もう見つからない

最早明日でも無い明けぬ夜に怯え
僕は背を丸め時計を削るのです
そして微睡み机に向かいました
詰まり僕も無い僕を捥いでいる
知りませんでした
すみませんでした
行き止まりました
書き殴りました
すみませんでした

出典:YouTube 詳細欄

何処か闇を感じる歌詞だなと思います。
私は
“どういう人間で在りたいかを自問自答している”
曲なのではないかと考えました。

それでは段落毎に解釈していきましょう。

ここから解釈
遅ようさん 木偶の坊殿
縁取られた時計の音 お前は僕
空っ穴の輪 洞窟の泥
掘り返した 時計の音 煩いな

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

「起きるのが相変わらず遅いな、役立たず」
こう、自分に言われている様だ
時間が勿体なく感じる
自分のそんな所が嫌だな
中身の無い只の輪、洞窟にある泥の様だ
何度も嫌になる、時間を感じるのが鬱陶しい

大きなバツを頂戴した
先生は笑いながら宣った
価値はないものと理解した
口を結び 僕は笑う
何も言えないままで

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

“お前はダメだ”と言われた
まるで馬鹿にしたかのような口調で
やはり私は生きる意味が見いだせない
今日も黙って愛想笑いをするしかない

お前は駄文 駄文 まだ探してるのだ
あれがない これがない
こんな時に限って もう見つからない
詰まり明日もない 明日を捥いでいる
知りませんでした
すみませんでした

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

お前(私)は本当につまらない
未だ自分の生きる意味が見つからない
問われても何しても見つからない
自ら明日(未来)を殺している様なものだ
分かっていなくて、見つけられていなくて、生きていてすみません

お利口さん 月並みの餓鬼
ぶり返した 時計の音
お早うさん 頰に付く跡
眠っていたのですか 湯気の残り香

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

「うんうんと頷いて偉いですね」
と馬鹿にされた様だ
また時間が私を責めてくる
「何を呑気に過ごしているんだ?」
そう自分に叱られている

どうしようもなく無駄にした
先生は傾げながら宣った
何も残らぬと理解した
又も結び 度に笑う
首を捻じ曲げながら

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

「時間の無駄だったな」
私はまたも馬鹿にされている
生きていても何も残らないと感じた
悔しいと感じながらも
黙って愛想笑いをする

お前は ざぶん ざぶん まだ泳いでるのだ
あーでもない こーでもない
そんなことを言われても意味不明
戯けた言葉を僕に向けるな

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

私は未だ探しているのだ
否定されても響きはしない
ふざけた言葉を私に投げかけるな

お前は 駄文 駄文 まだ探してるのだ
あれがない これがない
こんな時に限って もう見つからない

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

私は未だつまらない
未だ探し続けている
問われてもすぐには見つからない

最早明日でも無い明けぬ夜に怯え
僕は背を丸め時計を削るのです
そして微睡み机に向かいました
詰まり僕も無い僕を捥いでいる
知りませんでした
すみませんでした
行き止まりました
書き殴りました
すみませんでした

曲名:だぶんにんげん 作詞:koyori 作曲:koyori

明日より明るくならない自分の現状に怯えている
私は小さくなって静かに過ごす
ふと気づき、今机に向かっている
私は中身の無い私を無くそうとしている
知らず知らずのうちに
見つからず、行き止まった私を
ただ、がむしゃらに表現した
すみませんでした


解釈はここまで。

終始自分を卑下する様に感じられる言葉が散りばめられており、本当に苦しい様がありありと伝わってきます。

生きる意味を見つけたい、見つけないといけないという自分の中での焦りや欲望が逆に自分の首を絞めているかのような・・・そんな言葉に表すのが難しい心情を描いている様に感じました。

自分が本当にやりたいことって何だろう?自分の生きている意味って何だろう?と人生観を考えさせられる曲だなと思います。

「だぶんにんげん」のサウンド

個人的にはセツコさんの力強いボーカルがとても印象的です。

楽器隊は全体的にダークな印象で決して早くは無いテンポにギターサウンドが耳に残ります。

koyoriさんらしい音作りがファンからすると安心感も与えてくれますね。

しっかりバンドサウンドで仕上がっているので是非ライブハウスでも聴いてみたい所です。

最後に

如何だったでしょうか。”だぶんにんげん”の良さが少しでも伝わりましたでしょうか。

“空白ごっこ”自体曲を発表してから約半年という若いバンドになります。

きっとこれからどんどん素敵な楽曲を作ってくれると思いますので、今後も要チェックですよ!

ここまで読んで頂いたあなた、本当にありがとうございます!
素敵な音楽ライフを過ごせることを願ってます♪

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