藍(あお)から創造する人間の二面性

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藍(あお) / Mrs. GREEN APPLE とは?

TWELVE / Mrs. GREEN APPLE

今回は、Mrs. GREEN APPLE(以下、略称:ミセス)の1st Full Album「TWELVE」の4曲目に収録されている「藍」(読み方:あお)についてお話したいと思います。

私はミセスを聴き始めてから4年くらいになり、ライブにも幾つか参戦しておりますが、最近のライブではなかなか聴く事の出来ないレアな曲だと思います。

私もライブで聴けたのは2018年の「LIVE HOUSE TOUR 2018 ゼンジン未到とプロテスト ~回帰編~」の1回のみで、次回聴けるのを今か今かと心待ちにしております。

まずは、曲名から見ていきましょう!

「藍」と書いて「あお」と読む。

前述しましたが、と書いてあおと読みます。(参考:Mrs. GREEN APPLE HP

本来の漢字の読み方としては「あい」が正しいです。(参考:goo辞書

「藍」という漢字には以下の意味があります。

「藍」は「アイ」と読んでタデ科の植物の名前を表す漢字です。

(中略)

花言葉は「美しく装う」「あなた次第」で、衣服の染料として利用されたこと、また、染具合によって色味が変わることが由来だと考えられます。

出典:一期一名

何故「あお」と読ませているのかは後述の歌詞から考察してます。やはり、”藍”という漢字を当てたのは、花言葉の意味を含ませたかったのではないかと考えています。

それでは、次は歌詞も含めて考察していきましょう。

歌詞から垣間見える人間の二面性

短いですが、上記のダイジェスト動画で藍(あお)を聴くことが出来ます。

まずは、歌詞の全体を見ていきましょう。

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
「泣きそうなのかも」 ただ
「飽きそうなのかも」 青
昨今街頭光付く暇も無く
泣く ただ泣く

泣きべそかいて 歩いた道
見えた景色のお空は青
何故ここにいて 何故生きていて
何故悲しませるかは謎

泣いて 去って 逃げて ほらまた笑顔な藍

あぁそうだ こんな感情なら いらないと生まれる前に
言っておいたはずだろう 神様 どうなの?
感情共有 割に合わぬ様
立ち込む 煙を飲む

まきびし巻いて 一線張って
おえらい顔のあんたは誰
何故ここにいて 何故君といて
何故僕として生きているかは謎

笑って 近寄って 遭って ほらまた笑顔な顔

愛の為に生きるのなら それに口出しはしないけども
大きな心で唄を歌うことは 僕にもまだ無理だろう

描いて 歩いた道
見えた景色のお空は青
何故ここにいて 何故生きていて
何故悲しませるか未だ謎

出典:Uta-net

私は「一人の人間の喜と哀の二面性を表現している」と考えました。

それでは段落毎に解釈を書いていきます。

ここから解釈
「泣きそうなのかも」 ただ
「飽きそうなのかも」 青
昨今街頭光付く暇も無く
泣く ただ泣く

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

私は今の自分の感情が分からない。
ただ、希望が見えずに涙が溢れてくるんだ。

泣きべそかいて 歩いた道
見えた景色のお空は青
何故ここにいて 何故生きていて
何故悲しませるかは謎

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

涙を流していても、空はいつも青色に見えてしまう。
私は “私” の意味が分からず、ただ悲しい気持ちに打ちひしがれるだけ。

泣いて 去って 逃げて ほらまた笑顔な藍

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

希望に満ちた青色から逃げようとしても、また現れる繕った私。

あぁそうだ こんな感情なら いらないと生まれる前に
言っておいたはずだろう 神様 どうなの?

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

私は今の “私” になんてなりたくなかった。
どうしてこんな “私” を生み出す必要があるの?誰か応えてくれよ。

感情共有 割に合わぬ様
立ち込む 煙を飲む

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

喜と哀の感情を共有するには、哀が強過ぎるだろう。
はみ出た感情は飲み込むしかないようだ。

まきびし巻いて 一線張って
おえらい顔のあんたは誰
何故ここにいて 何故君といて
何故僕として生きているかは謎

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

感情に境界線を設けて、線の向こう側にいる私は違う人だと思い込ませよう。
どうしてこんなにも違う自分が共存しているのか私には分からない。

笑って 近寄って 遭って ほらまた笑顔な顔

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

装った顔した私がまた近寄ってくる。
いつ見ても笑っている私がそこにはいる。

愛の為に生きるのなら それに口出しはしないけども
大きな心で唄を歌うことは 僕にもまだ無理だろう

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

愛を与える為、貰う為に私はあらゆる “私” で生きていく。
でも、未だ全ての “私” を受け入れれる訳ではない様だ。

描いて 歩いた道
見えた景色のお空は青
何故ここにいて 何故生きていて
何故悲しませるか未だ謎

曲名:藍(あお) 作詞:大森元貴 作曲:大森元貴

今日も人生を歩む。
いつ見ても藍い私がそこにいる。
未だ分かり切れない “私” がここにいる。


解釈はここまで。

どんな気分の時でも空の青色は変わらず、不変的な空の青色を「常に美しく見せようとする私」や「哀しみと反対に居る喜んでいる私」に置き換えて、”哀” と “喜” の人間の二面性、表裏一体な事を表している様に感じました。

終始、“哀” を主軸に世界観は描かれていて、曲名の「藍(あお)」も音が同じ所から例えとして表現されているのではないでしょうか。

音から見る藍(あお)

歌詞や曲名から感じ取れる藍については語りつくしましたので、次はメロディや楽器の音、サウンドから語りたいと思います。

藍のイントロは歪んだギターの音から始まり、音が切れるエフェクト(トレモロ)から一気に楽器隊が重なります。

何処か不安定なはっきりしないサウンドが前述した歌詞の世界観を巧妙に表現している様に感じられないでしょうか。

ボーカルが入ると、まるで泣いているかの様な、ずっしりと重たい感情がしっかりと伝わってきます。

サビに入ると一気に疾走感が増し、認められない認めたくない、今の自分とかけ離れた自分への訴えが加速していくように感じられます。

リードギターのタッピングが鬼の様に刻まれるシーンには、”何故” と繰り返される強い訴えが同時に刻まれていく様な感覚すら覚えます。

歌詞の意味を音で彩られているだけでなく、純粋なバンドサウンドとしても技術が高くかなり聴き応えのある一曲だと思います。

藍の歴史

1st Full Album「TWELVE」に収録されたのが全国流通版としては最初なのですが、実はLIVE会場限定で販売されていた「Introduction」というアルバムに収録されたのが音源としては1番はじめとなります。(参考:Mrs. GREEN APPLE HP

尚、ライブでの演奏されていた時期になると更に前になるのですが・・・把握出来る限りでは以下が最古でした。

2013年というとこの記事の公開日が2019年11月なので、6年半前近くになります。

ライブで演奏されるようになったのが2013年と考えると・・・作曲された時期は恐らく大森さんが未だ高校生とかかも知れません・・・。本当に凄いですよね。

最後に

如何だったでしょうか。藍(あお)という曲の魅力が少しでも伝わっていると筆者としてはこの上なく嬉しいです。

今ではなかなかライブで演奏されることは多くない楽曲ですが、昔からやっているミセスの自主企画である「ゼンジン」と名の付くライブでは良く演奏されておりますので、次回の「ゼンジン」に期待してみてもいいかも知れないですよ。

もっとちゃんと聴いてみたいという方は以下より検索してみてください。

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ここまで読んで頂いたあなた、本当にありがとうございます!
素敵な音楽ライフを過ごせることを願ってます♪

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